台風19号、心よりお見舞い申し上げます。
どうも!茶碗のかどです。
まず、台風19号にて被災された方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
私自身、9年前に東日本大震災で被災した身でもあり、大変お辛い状況であること、身に染みて存じ上げております。
私の地元、宮城県は被害が大きく、とりあえず親戚一同の無事だけは確認できたこと、有難く思う所存です。
被災された全国の皆様が、1日でも早く復興されることを心からお祈り致します。
格言の例外
さて、今日は私の生徒さんの実戦に出てきた、攻め合いの形を取り上げた記事を書かせていただきます。
囲碁上達に欠かせない方法の一つで、格言を覚えるというのがあります。
たとえば、
「アキ三角は愚形の見本」
「厚みに近寄るべからず」
「攻めたい石につけるな」
など、他にもまだまだあります。
格言とは少し違いますが、石同士が攻め合った時の原則で「外ダメから詰めよ」というのがあります。
1図をご覧ください。
(1図)
たとえばこのように、黒5子と白4子が攻め合っているとします。
次が黒番だとすると、2図↓
(2図)
黒1と「攻め合っている石の外側」からダメを詰めて、白石を取ることができます。
もし、次の3図のように「攻め合っている石の内側」からダメを詰めると・・・。
(3図)
黒1は「身ダメ(自分のダメ)」を1つ詰めてしまった手で、白から取られてしまいます。
攻め合いになった時、自分のダメが1つでも多く空いていて、相手のダメが1つでも多く詰まっていれば有利。
ということを忘れずにいれば、次に打つべき手が自然と分かりやすくなります。
生徒さんの実戦例
それでは、生徒さんの実戦例を見てみましょう!
(実戦例)
🔺の黒18子と、❌の白9子が攻め合っています。
先ほど述べた「外ダメから詰めよ」の原則通り打つと・・・
(原則通りに打った場合)
黒1と攻め合っている石の外側からダメを詰めますが、黒3までとなった時「セキ」になってしまいます。
この場合少し怖いようでも、原則外れに攻め合っている石の内側から詰めると良いのです。
(原則を外して打った場合)
黒1と、攻め合っている石の内側から詰めるのは原則外れですが、次に白がAに打てない(白もダメヅマリ)ため、いわゆる「眼あり眼なし」のような形で、攻め合いは黒勝ちです。
このように、格言や原則通りに打たないほうが良くなる場合の判断というのは、非常に難しいものです。
まずは格言や原則の基本に沿った手を読み、それでもうまくいかないと思った時に、例外の手を考えてみると良いかも知れません。^^
こういったことは「勉強→実戦→研究(検討)」の繰り返しで着実に身に付いていくものです。
まずは本などで基本の形を頭に入れ、怖がらずに実戦でチャレンジされることをオススメします!^^
最後に
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