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損をしないハメ手?
どうも!あたごやま囲碁道場長、茶碗のかどです^^
梅雨入りしたものの、急に晴れたり雨降ったりの繰り返しですね(汗)
この気温の変化で体調を崩してしまう方が多いので、食事・睡眠・常備薬など注意して過ごしましょうね!
さて、今日の記事では、ちょっとおいしい?お話をしますね(笑)
「ハメ手」というのを聞いたことありますでしょうか?
こちらが仕掛けたハメ手に、相手がハマればこちらが得をします。
その代わり、相手が正しい応じ手(ハメ手破り)をすれば、ハメ手を仕掛けたこちらが損をしてしまうものです。
一種の「賭け」みたいな感覚でしょうか。
今日ご紹介する手は、相手が正しく応じても、ほぼ互角な分かれになります。
見た感じハメ手のようですが、ハメ手の参考書などでは見かけないものです。
皆さんも、「この一局だけはどうしても負けたくない!」ということもあるのでは?
そんな時、使ってみると大いに役立つかも知れませんよ^^
「バカにしてんのか!?」と言われそうなオキ
(1図)
1図を見てください。黒の目外しに対して、白1と小目にカカるのはよくある手ですね。
その白1に対する黒2!ある程度勉強されて、実戦経験も豊富な方でしたら「なんだこの手は!?バカにしているのか!?」と怒られてしまいそうな手です(笑)
それがかなり有力なんですよ!
3図、双方の正しい応手と互角の分かれ
(2図)
1図の黒2に続いて、白は2図白1と打つケースが、一番多く見受けられました(私の経験上)。
結論から言うと、次に出てくる3図が、双方互角の分かれです。
(3図)
2図の白1に対しては、3図黒1ツケがこの形の急所なのです!
続く白2の一手は、少し頭を下げてしまったように見えます。
しかし、隅の黒一子を飲み込んでいて、白4まで手厚く十分なのです。
黒も5まで、白を低位置に沈めて満足です。
その代わり、自分も少々薄い姿です。
白の反発、その1
(4図)
黒1の急所付けに対して、反発するとすれば、まずは4図の白2。
私が試した中では、この4図白2を打つ方が一番多かったです。
黒7の切りに対して白8とノビれば、黒9と押されて、白は相当苦しそうです。
さらに、黒a、白b、黒cのハネツギがいつでも利いています。
白の反発、その2
(5図)
もう一つ、白から反発するとして考えられる手が、5図の白2。
白4まではごく普通の流れですね。
白6オサエに対する、黒7が強い手!
この黒7は、かなり厄介な手。
この後の流れは白苦戦必須ですので、ぜひ一度研究してみてください^^
白の立場での簡明策!
(6図)
もう一つ、白の立場での簡明策もお話しておきましょう。
6図の白1。それならば黒は2と渡るでしょう。
そこで白3と広い方に開けば、これも双方ほぼ互角の分かれでしょう。
6図は、白が気合負けしているようにも見えるかも知れません。
しかし、「分からない時は手を抜け」の格言もあります。
ただの手抜きとは違いますが、6図は全局的に働いた手の抜き方だと思いますよ^^
最後に
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