四段同士の棋譜
どうも!あたごやま囲碁道場長、茶碗のかどです^^
梅雨入り前の暑い日が続いてますね〜。洗濯物をしっかりと干しておくチャンスです!(笑)
そろそろ梅雨に向けて、部屋干し用の洗濯洗剤を買っておかなくては・・・(笑)
今日は、約10年前の私の実戦例をご紹介します。
私の白番、当時四段同士の対局です。
60数手までなので、読みやすいと思います!
同じくらいの棋力の方など、ご参考にしていただければ嬉しいです^^
第1譜(1〜16)
私の白番。黒1〜5の構えは、私も六段くらいの頃によく使ってた得意な構えです。この構えで、後に七段を取れました^^
黒15に対して、白16はどうだったか・・・。
(1図)
第1譜白16では、1図白1のハサミが良かったと思います。今の焦点は、右辺のハサミ合いですからね。
白5は、次にa〜eの出切り狙い。黒6とここを飛んでおけば、とりあえずは大丈夫です。
白7以降で、もし黒Aと止められても、白Bで死ぬ心配はありません。
第2譜(1〜17)
黒1と、ここをヒラかれたことにより、右辺の黒はだいぶ落ち着いてしまいました。1図と第2譜の黒を見比べてみてください!たった一手の違いで、こんなにも石の強弱って変わってくるものです!
黒13はどうだったか。おそらくここの黒一団を補強する意味だと思いますが、11と頭を出しており、ひとまず急ぐところでもないように思います。
続く白16。これはこの対局の中で最悪手だったと思います!(苦笑)当時、対局後に検討でも「これは失敗したなぁ〜」と思ったのを覚えてますが、それは今でも変わりません(笑)
「生きてない黒同士を繋がらせない」つもりだったのでしょうが、15までで右辺の黒は強く、下辺の黒もそれほど弱い石ではないので、これは限りなく一手パスに近い手だったと思います><。
黒17と、大場に回られてしまいました。
(2図)
第2譜白16では、2図白1とこちらに向かっていた方が断然良かったはずですね。黒もすぐに2と繋がろうとして来ないでしょうけど、もしそれでも白3、5などと大場に打っていて良いと思います。
黒2を打っても、後に白Aに石がくるとa〜gまで繋がるかどうかも分かりませんね。
(3図)
ですから、とりあえず黒も2くらいでしょうか。他にa〜dなどもありそうです。
そこで白3と打ち、これからの碁です。
第3譜(1〜25)
黒に大場を打たれてしまったので、白1とこのラインを割いていこうとしましたが、これもまた酷い手(苦笑)下辺白はすでに生きている石なので、そこから動くのは良くないはずです。
しかし、黒2〜8はどうか。黒10とボウシして、左辺から中央にかけて黒が強い場所ではあるものの、黒も薄みが残っていて味が悪いのです。
白も、11〜23までゴリゴリ筋悪く逃げ出しました(笑)白25まで、偶然要石を取ることができましたが、あまり良い打ち方だったとは思えません。
(4図)
第3譜白11では、4図白1だと鋭い反撃ではあります。黒4を省くと、白Aで要の黒が取られます。白5〜黒16まで、右下を大きな白地にすることはできましたが、切り離された中央の白が急激に薄くなり、死んでも文句は言えない格好です。
右下の白地はせいぜい50目程度。中央から左辺にかけての黒の構えを見る限り、白はとても打ち続ける気がしません><。
第4譜(1〜10)
実戦は黒1、白2の交換の後、黒3、5と切って仕掛けてきました。
白10までなんとか対応できました。棋譜の記録はここまでですが、この後、この切り離された黒一団が生きたか死んだかは覚えてません(笑)もがいて生きられたような気がしなくもないのですが、結果は私(白)の勝ちなので、ここを生きられたら、どこで逆転できたのか不思議で仕方ないですよね(笑)
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