囲碁で打てないところ(着手禁止点)
どうも!あたごやま囲碁道場長、茶碗のかどです^^
例えばサッカーならハンドはダメ、将棋なら二歩はダメなど、どの競技においても禁止事項はありますよね。
この記事では、囲碁において打てないところ(着手禁止点)を説明します。
「逃げ道が1つも無いところ」は着手禁止点
まずは1図をご覧ください。
1図のような、白に囲まれた◯部分に、黒を打つことはできません。
◯部分に黒を打ったとして、黒の逃げ道はいくつあるでしょうか?
答えは0。そう、「次に打ったところで、逃げ道が1つも無いところ」が着手禁止点です!
仮に、黒が◯の部分に打ったとして、以下参考図のようになります↓
参考図
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、これって黒が白に取られている時の形ですよね?
言い方を変えると、「自分から取られにいくところは打てない」ということでもあります^^
子供囲碁教室で教えてた時、よく子供達が「自爆だ自爆ー!」なんて言ってました(笑)
では、以下2図〜4図まで、少し形を変えた例も確認してみましょう!
2図
3図
4図
いずれも黒は◯の部分に打つことができません。
打ったところで、逃げ道が1つも無いのがお分かりいただけましたか?^^
では、以下5図と6図で、黒は◯の部分に打てるでしょうか?
5図
6図
「逃げ道が1つでもあれば打てる」ということさえ理解していれば簡単!
どちらの図も、次に黒が◯に打っても、それぞれaとbに逃げ道がありますから、これは打てます^^
逃げ道が無くても、相手の石が取れる時は打てる!
逃げ道が1つも無いと打てないとはいえ、例外はあります。
例えば7図の場合、次に黒がaに打つと、黒に逃げ道が無いように見えますよね?しかしよく見ると、△の白がアタリになっているので、△の白を取ることができます。
7図
つまり、「相手の石が取れる場合は、逃げ道が無くても打てる」ということです。
ではもう1つ、8図の場合、次に黒がcに打つことは出来るでしょうか?
8図
答えは、打つことができます!
cに打つことで、アタリになっている△の白2つを取ることができますからね^^
お分かりいただけましたでしょうか?^^
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